わたしのネコの闘病記②

2016年秋頃から頻尿や血尿がひどくなっていたが、発作のような頻尿状態になったのが12月の半ばだった。

悪くなる前日、血尿が30分に1回くらいの頻度になっていた。雨が降る寒い日だったので「寒さのせい」とごまかしていた。
発作は、2カ所あるトイレを行ったり来たりし、大きな声で鳴きながら排尿姿勢をとることからはじまった。最初はトイレに出たり入ったりするので遊んでいるようにも見えたが床に血尿のしずくが落ち、キッチンマットの上でも排尿する姿勢をとっている。これらの一連の行動を30分以上続けていた。床には血尿のしずく……。うろうろして、鳴きながらの排尿。このまま死ぬのではと不安になった。死なないにしても、これまでの頻尿ではない。少しでも早く楽にしてやりたい。このままでは死ぬよりつらそうだった。というより、情けないがわたしが苦しくなってきた。

そのとき19時を過ぎており、通常の診療時間は終わっていたが、予防接種などで通っているかかりつけの動物病院が夜間診療を受け付けていたので、朝を待たずに連れて行った。

院内で施された処置は皮下輸液、処方された薬は抗生物質。その時点だけでなく、死ぬまでの経過を考えても、この処置と投薬は何の効果もなく、気休めにもならなかった。

動物病院に出かける直前は頻尿というか、絶え間なくという状態だったが、キャリーバックの中での排尿はなかった。帰宅直後は疲れからか、1時間くらい続けて寝てくれ、トイレの回数も減った。しかし頻尿は頻尿。起きたらすぐトイレ。何度か出入りしてまた疲れて寝るという状態だった。

朝になると少しおさまり、昼頃まで3時間くらい続けて寝てくれた。心配だったが、落ち着いたようだったので仕事場に出かけ、帰宅すると薬品のにおいがした。昨日の輸液の薬品が含まれた尿のにおいで、トイレの外にそこそこの量を排尿した跡があった。

友人の獣医師に相談すると「頻尿のネコに皮下輸液しても、頻尿がさらに悪くなる」といわれ、今後、皮下輸液の継続はやめることにした。
それ以降の数日間は、床に大量に排尿することはなかったが、ポチッとしたしずくが何カ所かあるという状況だった。

トイレを2カ所から4カ所に増やしてみたところ、頻尿状態が激しいときは4カ所のトイレをまわり、マシなときは1カ所のトイレで済ませているようだった。
そのことを通っている動物病院の獣医師に伝えると「排尿時に痛みがあるため、『トイレ以外で排尿したら痛くないかも』と思ってしている可能性がある。だからトイレを増やすと、トイレ以外で排尿することは減る」ということで、わたしの対策はまちがっていなかったようだった。

年末は悪いながらも安定した状態を保ち、年を越した。