豆かん研究の結論

この話の続き。
自作豆かんの研究に励んだが、結論としては「梅むらの豆かんにはかなわない」ということになった。

前回の研究では、豆の質が悪いのではないかという結論に落ち着き、賞味期限不明の豆屋の豆はアヤシイということで、百貨店で買った賞味期限が記載されている豆をゆでた。

ゆでたのはこの豆。平成29年産。賞味期限は2019年3月31日。西暦か元号かどっちかに統一してほしいけど、生産年は米のように元号表記なのだろうと想像はつく。

重曹は入れないで、水だけでゆでる。

ゆで上がり。梅むらの豆かんに比べると、ツヤがなく、色も薄い。この段階で失敗の予感。おいしいモノというのは、総じてツヤがある。

寒天はステンレスのバットに入れて固めた。ゼラチンのように熱湯につけなくても、角をぷにぷにと押すとバットから気持ちよくペロンとはがれる。

盛りつけ。梅むらはガラスの器ではなく、陶器だったと思う。この安っぽいガラスがよけいにマズそうに見せるのか……。

これに黒蜜をかけて食べた。実は、その前に豆だけつまんで食べたのだが、味は豆屋のアヤシイ豆よりおいしかったけれど、かたく仕上がってしまった。ゆでながら何度も食べ、やわらかめにゆでたはずなのだが、冷やすとかたくなってしまった。
重曹を入れた方がよかったのか悩むのだが、重曹を入れるとふにゃふにゃしてしまうし、この豆のゆで方がプロの技なのだということがわかった。

なので、豆かん研究はこれで終わり。豆かんは東京出張の際に梅むらで買うことにする(梅むらでなくてもいいのだけれど)。もう、自力では作らない。赤えんどう豆は余っているけれど、何か別の食べ方を調べてみよう。

こうやって自分で作ってみて「やっぱりプロの味にはかなわない」と思えることは、ある意味幸せ。自分で再現できるような味ばかりじゃ、食べる楽しみがない。
まだまだわたしの知らないおいしいモノがあるはず。豆かんのような繊細な味の差が生まれるプロのワザの極みを味わってみたい。