みんな大好き在宅勤務

わたしの住む地域でもまた緊急事態宣言の発出が視野に入ってきた。
わたしはコロナがカゼ以下とか、ワクチンは体に悪いとか言う過激派ではないが(人がバタバタ死んでるわけもないのに店を閉めるなんて過剰すぎる……とは思っている)、マンボウや緊急事態に伴う企業の在宅勤務には迷惑を被っている。

この2年、わたしの仕事にとって大きな影響が出るのは在宅勤務だった。わたし自身は企業に勤めていないのでそもそも在宅勤務の権化みたいなものだが、それが成り立っているのは、わたしが企業並の設備を整えているからだ。

「プリンター」「イメージスキャナー」は家庭用ではないしA3対応だ。アプリケーションソフトだってMicrosoftだけでなくAdobeも入れている。デバイスもスマートフォンはAndroid、タブレットはiPadとOSの異なるものを揃えている。
だから仕事が成り立っている。だが、企業に勤める人たちは個人ではそんな設備は持っていない。当たり前だ。

企業が在宅勤務を拡大することに伴うわたしへの影響は
●仕事が減る  ●仕事が増える
の両方。仕事が減るのは単純。在宅勤務で仕事の進行が遅くなったり、面倒くさくなってやめてしまったりするのだろう。そもそもわたしの仕事は不要不急のモノばかりだし、頓挫して仕事がわたしにまで流れてこないのだ。

仕事が増えるのは、対面のように資料を指差したり別の資料も見せたりしながら口頭で説明することができないので、資料をていねいにつくらなければならないから。また、文字校正などもPDFでやりとりできず「在宅勤務でスキャナがないので修正箇所はスマホで撮影しました」と、文字が逆さまになった写真が送られてきたり「プリンターがなくて朱書きもできないのでPDFのテキストデータをWordに入れて送ってほしい。Wordで修正入れます」みたいなことがある。コレ、制作業界の人でないとわからないと思うが、わかる人は「あるある」とうなずかれることだろう。

この2年でわかったのは、サボりたい、ラクしたい、だから「在宅勤務大好き」。ただ、ある程度の年齢以上の人は、プリンターやスキャナがないと仕事にならないと思って出社しているが、若い人はプリンターなぞなくてもパソコンの画面で見るだけでよくて、小さなノートパソコンで仕事が完結できる思っている。でも、実際には小さいパソコンの画面からは必要な情報がアタマに入ってこないのだ。若い人にはわからないのだろう。わかったつもりになっていてもわかっていないのは、オバサンから見れば一目瞭然なのだが。

もちろん、感染したら元気でも隔離しないといけないので、拡大させないための在宅勤務というのはわかる。在宅だったら濃厚接触者にカウントされないし、たとえ感染しても症状がなくて検査に行かなければ仕事ができるという裏メリットもあるけれど、サボりたい人は無症状で感染したい思いのほうが強いのだろうと思う。絶対そうだ。

もし在宅勤務が定年まで続くようなら気がヘンになるだろうし、在宅勤務も一時(いっとき)のものだとわかっているから、現時点の在宅勤務はありがたくてたまらないのはわかる。私も会社員だったら在宅勤務はありがたいが、自己完結する仕事しかできない。
もちろん在宅勤務でもきちんと仕事をしている人はいるだろうが、ユルみきっている人はZOOMの画面越しはもちろん電話の声でもわかる。
僭越だが「この人は続かないな、近く淘汰されるな」と思う。

ムダなマンボウや緊急事態をちらつかせて支持を得ようとする愚かな政治家を支えているのはこういう人たち。こういう人は政治への関心はなくても「お金もらえる」「休める」ことには敏感だ。
皆がバリバリ働けるわけではないし、とは言わないし、社会構造上愚かな人も必要だが、ラクして収入が得られるのは長く続かないことを自覚してほしい。

今後は「週休2日、在宅勤務は週1回可能」みたいな勤務条件があらわれ、在宅勤務が勤務条件や福利厚生の一環みたいになるのではと思う。要は実質的な週休3日だ。
世の中の社長さん、わかっているとは思いますが、在宅勤務ではほとんどの人がサボる時間が増えているし、テキトーな仕事になっていますよ。

白菜(はくさい)でなく「しろな」。おいしい。菜っ葉のなかでいちばん好きかも。「軟弱蔬菜」とは「なんじゃくそさい」で、文字通り軟弱、すなわち収穫するとすぐに傷む野菜だそう