膀胱がんのネコちゃんの飼い主さんからのメール

先日、「膀胱がんかもしれない」という15歳のネコちゃんの飼い主さんからメールが届いた。
わたしは、細胞診まで行って膀胱がんという診断を得たが、そのネコちゃんの飼い主さんは沈静をかけてまで細胞をとるのがかわいそうでやめたため「あくまで膀胱がんの疑い」とのことだった。
これは、わたしもまったく一緒の気持ちだった。わたしは知人の獣医師に診てもらったという流れで細胞まで調べたが、当時15歳だったネコに鎮静をかけたらそのまま目覚めないのではないかという心配もあった。ただ、獣医師に任せた以上、何が起こってもネコの寿命だと思うことにしていたが、検査が終わるまでの間の心配な気持ちを自分の中で処理できず、ただぶらぶらして時間をつぶす気にもなれなかった。仕方なくその動物病院に近い有名なラーメン屋に行くという実にくだらない時間つぶしをしたのだが、砂を噛むようなラーメンの味であった。まあ、ラーメン屋だろうが、パンケーキ屋だろうが、タピオカ屋(当時はなかったけど)だろうが、どこに行ってもどうすることもできなかったのだが。

そのメールには、「ネコの膀胱ガンはめずらしくて、その動物病院では年に1匹いるかいないか」とも書かれていた。
すっかり忘れていたが、ネコの膀胱がんは、ネコにとっては稀少がん。データが少なく、これといった治療法がないようだった。わたしも「犬の場合はコレコレでよくなった事例がある」といった説明を受けた記憶がある。

ネットではわたしもさんざん「ネコ×膀胱がん」で検索したが、「ネコの膀胱がんは少ない」という情報にたどりつくばかりだった。
このブログは、膀胱がんのネコちゃんの飼い主さんを格別に意識しておらず、お別れが近づいた高齢ネコの飼い主さんの心に届けばいいなあと思っていたのだが、膀胱がんのネコちゃんの飼い主さんにわたしの情報が少しは役に立ったのかと思うと純粋にうれしかった。

膀胱がんのネコちゃんの飼い主さんの心と、闘病中のネコちゃんの体と心にできるだけ長く安らかな時間が続くことを願う。

2000年、ウチの子になったばかりのころ。たぶん生後3ヵ月。